
共立美容外科は原則、保険が利く施術を扱っていません。
一部で通常の皮膚科や他の美容クリニックを使えば保険治療できる症状の治療も行っていますが、治すだけではなく見た目にこだわった治療を提供しています。
保険提供であれば3割負担で安く治療できますが、施術内容に制限があるため思い通りの仕上がりにはならないことが考えられます。
共立美容外科をはじめ、多くのチェーン展開する大手美容外科クリニックは保険診療を扱っていません。
医師が在籍して医療機関の登録をしているので保険診療を扱うことはできますが、仕上がりを重視する自費診療の需要が高く保険診療を希望する方が少ないです。
そもそも保険で安く治療したい人は皮膚科や一般的な歯医者を利用しています。
保険診療を扱うには健康保険組合などに請求するレセプト業務が必要になり、月に数件かつ少額の治療しか扱わないのであれば業務効率が悪くなってしまうデメリットがあります。
また、美容外科クリニックは仕上がりの評判が重要なので、無理に保険診療に対応してクレームや悪い口コミを書かれることを嫌っています。
それであれば保険診療を扱わず、保険を使える治療でも自費で高品質のものに限定しようと考えています。
一部の美容クリニックでは保険診療に対応している所もありますが、大半は個人開業医など小規模な所です。
皮膚科など保険診療メインのクリニックが最新機器を揃えて自費の美容診療を扱っているケースもあるので、保険か自費で迷っている場合は、まずは皮膚科のある一般的なクリニックを受診してみた方が良いでしょう。
現在はパソコンを使ったオンライン請求が主流です。
保険請求はハッキングなどの不正アクセスを懸念して特殊なシステム構築になっていることが多いです。
多くの医療機関向けレセプトソフトは、請求情報の送信を行う際には院内の全てのネット環境を遮断する必要があります。
レセプト送信時は検査や治療の機械を使えなくなることも多く、一般的なクリニックは診療終了後や中休み、事務スタッフの休診日出勤でレセプト送信しています。
美容クリニックは中休みや休診日を設けずに、仕事帰りでも利用できるように夜まで診療している所が多いです。
営業時間が長い美容クリニックは少ない件数のために保険請求(レセプト)業務を行う負担が大きいです。
保険診療を扱わない美容クリニックは、年中無休営業・中休みなし・夜間診療などが大きく、営業時間が長いのに加えて少ない件数のために保険請求(レセプト)業務を行う負担が大きいのです。
仕上がりを重視した美容治療や整形を目的にしている場合、クリニックが保険に対応しているかは重要な項目ではないと言えるでしょう。